平成30年度 富山県済生会高岡病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 186 58 94 162 237 269 572 917 739 223
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の入院時年齢階級別(10歳刻み)の患者数を示したものです。
・年齢階級は90歳以上を1つの階級として設定してあります。

【解説】
 10歳未満の患者さんの多くは当院で出生した新生児で、母乳性黄疸の症例が多くなっています。
 10代は呼吸器疾患、虫垂炎や外傷など、20代から40代は分娩などの産婦人科領域、椎間板ヘルニアなどの整形外科領域が多くなっています。50代、60代からは日本の三大死因の上位を占める悪性新生物、虚血性心疾患も増えてきます。また関節に関する疾患などが多くなっています。70代、80代と高齢になるにつれ、虚血性心疾患、関節に関する疾患に加え、肺炎、心不全や骨折も多くなっています。
 富山県西部の高岡市と射水市、氷見市から成る高岡医療圏の急性期病院として、救急医療、高度専門医療を提供するとともに、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟を有し、回復期医療を担っています。また治療にあたっては、チーム医療を推進するとともに、手厚い看護を実施し、安全で質の高い医療の提供に努めております。
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内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 144 2.07 2.67 0.00 65.51
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 84 40.38 20.92 36.90 83.50
050050xx99130x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等23あり 副傷病なし 71 4.25 5.55 0.00 70.38
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 68 23.38 12.58 8.82 79.35
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 56 34.79 17.66 8.93 84.34
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 大腸ポリープ、誤嚥性肺炎、狭心症等の患者さんが上位を占めています。
 小腸大腸の良性疾患には大腸ポリープが該当します。大腸ポリープは大腸の粘膜層の一部がイボのように隆起してできたものをいいます。大腸ポリープの治療は内視鏡的摘除が基本となります。
 誤嚥性肺炎は嚥下機能が低下した高齢者や脳梗塞の後遺症などにより寝たきり状態の方に多い肺炎です。栄養状態の不良や免疫機能の低下などが引き金となり重症化しやすいため在院日数が長くなっています。また、令和元年7月より摂食嚥下外来を開設しました。嚥下機能評価などを行い今後のリハビリテーションに対してのアドバイスを行えるようになりました。
 次に多い狭心症は心臓の筋肉へ栄養を供給する血管が狭くなることで血液が不足し、胸痛や圧迫感などが表れる病気です。狭心症では、検査入院、手術入院があり、検査入院では、心臓カテーテル法による検査を行い、血管が狭くなっていないか検査します。手術入院では、血管が狭くなっていた場合に適用となり、カテーテルを用いた経皮的冠動脈ステント留置術等により治療を行います。開胸の必要がないため身体への負担が少なく、入院期間が短いというメリットがあります。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 24 3.96 6.19 0.00 1.58
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 22 1.00 2.14 0.00 2.64
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 9.12 - -
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 5.71 - -
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 6.62 - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 気管支炎、肺炎などの呼吸器疾患、食物アレルギーの患者さんが上位を占めています。
 呼吸器疾患では、冬季に流行するインフルエンザや肺炎等の感染症が多く、増加する傾向にあります。
 食物アレルギーでの検査入院は、食物経口負荷試験という対象食物を少しずつ摂取して、食べることができるようになったか、食べてはいけないものかどうかを調べる検査をするものです。
 また、当院では令和元年5月より済生会高岡なでしこ保育園を開設、病児保育室も開設しました。当院小児科医師や看護師と連携してきめ細やかな小児への対応を行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 23 7.04 4.96 0.00 72.74
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 20 7.80 9.94 0.00 36.10
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 31.12 15.30 0.00 72.65
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 17 12.12 6.52 0.00 65.24
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 15 9.07 6.23 0.00 55.80
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 鼠径ヘルニア、虫垂炎、結腸の悪性腫瘍、胆嚢疾患の患者さんが上位を占めています。
 ヘルニアとは、抵抗の弱い場所から、腹部内臓が腹膜につつまれて脱出することをいいます。 
 虫垂炎は虫垂に化膿性の炎症が起こる病気です。小児は進行が早いことや高齢者は自覚症状が乏しいことなどを考慮するなど、各学会における疾患別ガイドラインに基づいた診療に加え、同じ疾患・進行度でも、患者さんの年齢、性格、運動能力、社会生活、家族構成などに応じた治療を患者さんと共に考え選択し実践することを診療方針としています。
 結腸だけでなく胃や直腸などの消化器の悪性腫瘍、乳腺腫瘍、ヘルニアなど幅広い診療を行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070350xx01xxxx 椎間板変性、ヘルニア 内視鏡下椎間板摘出(切除)術等 115 16.81 10.47 0.87 56.90
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 88 21.09 24.26 0.00 76.30
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 57 22.32 22.27 0.00 68.25
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 24 46.50 26.30 4.17 88.96
070160xx01xxxx 上肢末梢神経麻痺 手根管開放手術等 14 8.93 4.83 0.00 65.93
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 腰椎椎間板ヘルニア、変形性膝関節症、変形性股関節症、大腿骨骨折、手根管症候群の患者さんが上位を占めています。
 椎間板ヘルニアは、椎間板(髄核とその周りの線維輪)の髄核が線維輪から飛び出した状態のことをいいます。
 変形性膝関節症、変形性股関節症は変形性関節症のために関節が破壊されている状態のことをいいます。
 また、今回の統計ではDPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾患のみを対象としているため上記には含まれていませんが、『出来高払い方式』に該当する手術の適応疾患である”腰部脊柱管狭窄症”が最も多く138症例となっています。
 患者さんの個々の状態に応じて、痛みなどの症状、家庭環境や心理状態などを考慮した手術計画を作成し、手術前からリハビリテーションの指導、術後の早期リハビリテーションを実施することで日常生活動作(ADL)の向上と在宅復帰の向上に努めています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 4.31 6.17 2.56 0.00
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 27 5.41 6.16 0.00 45.00
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 23 8.96 6.28 0.00 36.78
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 20 2.00 3.20 0.00 43.20
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 18 10.22 9.70 0.00 34.39
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 当院で出生した新生児疾患、子宮・卵巣の良性腫瘍、子宮の悪性腫瘍、帝王切開分娩の患者さんが上位を占めています。
 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害とは、新生児黄疸や低出生体重児などが該当します。小児科と連携することで平均在院日数の短縮に努めています。
 患者さんの身体の負担軽減を考慮し、腹腔鏡により子宮や卵巣の腫瘍を切除する手術を積極的に行っています。
 胎児及び胎児付属物の異常には、胎児心拍の異常、帝王切開後の妊娠や骨盤位などによる帝王切開分娩が該当します。正常分娩と合わせた分娩件数は平成30年度は232件となっています。
 また、WHO・ユニセフによる『赤ちゃんにやさしい病院』に認定されており、カンガルーケアや母子同室制、母乳ケア、マタニティーヨガなど、赤ちゃんだけでなくお母さんに対しても優しい医療を提供しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 23 37.30 16.18 0.00 67.96
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 11.80 - -
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 7.35 - -
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 18.72 - -
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 18.22 - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 脳梗塞、慢性硬膜下血腫、頭部外傷といった様々な脳神経疾患を診療しています。その中でも急性期病変の脳梗塞が多くなっています。
 ほとんどの症例では発症24時間以内に入院することが多く、脳保護療法として活性酸素除去剤を用いて活性酵素を低減し、脳梗塞による被害を可能な限り軽減させます。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 33 2.76 2.84 0.00 74.94
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 白内障手術目的の患者さんです。今回の統計では一般病棟に入院した患者さんしか反映していませんが、実際には地域包括ケア病棟での手術を合わせて196件の白内障の手術を施行しています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 31 5.74 5.10 0.00 62.32
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 13 4.92 5.43 0.00 42.15
030428xxxxxxxx 突発性難聴 13 7.69 9.02 0.00 60.77
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 12 8.42 9.26 0.00 63.17
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 - - 7.89 - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 耳性めまいやメニエール病などの前庭機能障害、扁桃周囲膿瘍、突発性難聴、顔面神経麻痺、慢性扁桃炎が上位を占めています。
 めまい、難聴、耳鳴の原因については神経耳科的検査を行うとともに、脳神経外科と連携して検査、治療を行います。
 扁桃周囲膿瘍や慢性扁桃炎では、高熱やのどの痛みにより水分補給や食べ物の飲み込みが困難となった場合に入院して点滴治療を行い症状改善を図っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 11 11.36 8.98 0.00 76.18
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし - - 12.51 - -
080090xxxxxxxx 紅斑症 - - 10.07 - -
080030xxxxxxxx 疱疹(帯状疱疹を除く。)、その類症 - - 7.51 - -
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし - - 10.65 - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 帯状疱疹は抗ウイルス剤の点滴・内服を行い、疼痛の強い人では当院のペインクリニックに紹介して治療しています。
 急性膿皮症は丹毒や蜂窩織炎等が該当しますが、当科では蜂窩織炎の患者さんが多くなっています。蜂窩織炎は細菌により皮下組織まで急性化膿性炎症が広がり、境界不鮮明な紅斑、腫脹、熱感、疼痛を伴います。外来治療では十分な治療を行えない場合は入院治療を行います。
 紅斑症、熱傷、水疱症など幅広く対応しております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 31 2.00 2.53 0.00 69.55
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 12 11.08 8.65 0.00 74.83
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 副傷病なし - - 5.62 - -
110080xx991x1x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病あり - - 4.79 - -
110070xx02020x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし - - 7.40 - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・一般病棟の中における転科においては、主たる診療科は医療資源を最も投入した傷病の担当医が所属する診療科で集計します。
・DPC/PDPSという『診断群分類に基づく1日ごとの支払い方式』に該当する疾病のみを集計します。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 前立腺癌、前立腺肥大症、尿管結石、膀胱腫瘍が上位を占めています。
 前立腺癌は前立腺生検法にて癌かどうか診断を行い治療をはじめます。
 前立腺肥大症は前立腺の過形成による腫大・排尿障害を主とし、経尿道的前立腺手術をする症例を多く扱っています。
 膀胱腫瘍に対しては内視鏡的に経尿道的切除を行っています。術後は再発予防として抗癌剤による膀胱内灌流を施行する場合もあります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 7
大腸癌 - - - 11 - - 1 7
乳癌 14 - - - - 12 1 7
肺癌 - - - - - - 1 7
肝癌 - - - - - - 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・初発患者はUICCのTNMから示される病期分類による患者数を、再発患者(再発部位によらない)は期間内の患者数を示したものです。
・患者数は延患者数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 当院は、「がん診療連携拠点病院」と同様にがんに対する集学的治療の実施が可能と判断され、在宅がん患者さんに対する療養支援の実績も認められ『富山県がん診療地域連携拠点病院』に指定されています。 
 大腸癌、乳癌の患者さんの割合が多くなっています。
 癌の治療に関しては、各学会でそれそれの疾患について診療ガイドラインが定められ、癌の種類や進行度に応じて治療方法を選択し、手術や化学療法など患者さんの状態に合わせた幅広い治療を実施しています。緩和ケア目的の患者さんも受け入れており、在宅訪問看護も行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 35 9.11 58.91
中等症 102 18.53 79.89
重症 18 19.78 84.39
超重症 - - -
不明 - - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名に対するICD-10コードがJ13~J18$で始まるものに限定してあります。インフルエンザ等、ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎は除きます。
・重症度分類はA-DROPスコアを用いています。
・市中肺炎とは普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 年齢が高いほど、重症度が高くなる傾向にあります。
 患者さんが最も多いのは中等症、次いで軽症となっています。軽症の患者さんが平均年齢58歳であるのに比べ、中等症の患者さんでは、平均年齢が79歳と高齢になっており、市中肺炎は年齢が上がるごとに重症化していることがわかります。
 成人市中肺炎診療ガイドラインでは軽症の患者さんは外来治療となっており、入院加療の適応ではないことがあります。しかし軽症の患者さんでも、先天疾患があったり、癌の既往があったりして重症化を危惧され入院となるケースもあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 69 38.25 75.91 12.16
その他 - - - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・最も医療資源を投入した傷病のICD10がI63$の症例を集計したものです。
・発症日から「3日以内」「その他」に分けた数値を記載してあります。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 脳梗塞は脳の血管が血栓や塞栓によりつまり、その血管の支配領域の脳が破壊される状態です。発症日から3日以内の急性期脳梗塞患者さんが9割以上を占めています。平均年齢は75歳と高齢の患者さんが多くなっています。
 脳梗塞は、日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)に様々な影響を及ぼします。そのため、急性期の治療が終わったあと、病態に応じて当院の回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟へ転棟してし、ADL向上と在宅復帰に向けてリハビリテーションを継続しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 145 0.21 1.08 0.69 65.97
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 56 2.88 7.48 0.00 67.61
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 21 4.67 3.10 0.00 71.71
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 19 2.42 24.79 5.26 82.47
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 16 1.19 4.19 0.00 64.00
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・同一手術において複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ集計したものです。
・複数の診療科に転科している患者さんがそれぞれの診療科で手術を行った場合、様式1にある「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科として、主たる手術のみを集計します。
・輸血関連は除外します。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術および全ての加算は除外します。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日までの日数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 大腸ポリープ、循環器疾患、腎臓疾患に対する手術が上位を占めています。 
 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は大腸ポリープや大腸腫瘍に対して内視鏡下において切除する手術です。
 経皮的冠動脈ステント留置術は、狭心症や急性冠動脈症候群に対して、狭窄部をバルーンで拡張し、内腔側からステントで補強する手術です。
 血液透析を行っている患者さんは透析をする際に十分な血液量を確保するためにシャントを造設します。経皮的シャント拡張術・血栓除去術はそのシャントが狭窄した場合に行う手術です。
 内視鏡的胆道ステント留置術は、悪性疾患などにより狭まっている胆道を胆汁が流れる様に道を造る手術です。
 経皮的カテーテル心筋焼灼術は、特殊なカテーテルを不整脈の原因となる場所に到達させ、カテーテルから高周波電流を流し心筋を焼灼して不整脈を根治する手術です。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 26 0.85 11.35 0.00 68.58
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) 20 0.60 6.20 0.00 36.10
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 15 1.00 7.07 0.00 55.80
K6335 鼠径ヘルニア手術 15 3.13 5.07 0.00 73.80
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 14 11.00 17.07 0.00 70.79
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・同一手術において複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ集計したものです。
・複数の診療科に転科している患者さんがそれぞれの診療科で手術を行った場合、様式1にある「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科として、主たる手術のみを集計します。
・輸血関連は除外します。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術および全ての加算は除外します。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日までの日数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 胆のう疾患、虫垂炎、乳癌、鼠径ヘルニア、大腸癌などに対する手術が上位を占めています。
 患者さんの負担が少ない低襲侵な手術方法として内視鏡、腹腔鏡を用いた手術に積極的に取り組んでいます。傷が小さい、痛みが少ない、手術によっては早期退院が可能であるなどの利点がある手術方法です。
 同じ疾患・進行度でも、患者さんの年齢、性格、運動能力、社会生活、家族構成などが異なるため、一人一人に応じた治療を患者さんと共に考え選択、実施することを診療方針としています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K142-5 内視鏡下椎弓形成術 174 1.64 16.65 0.00 71.07
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 145 1.44 19.19 0.00 73.04
K134-22 内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術) 118 2.42 13.97 0.85 57.31
K131-2 内視鏡下椎弓切除術 26 1.23 20.27 0.00 71.81
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 20 5.95 42.60 5.00 86.75
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・同一手術において複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ集計したものです。
・複数の診療科に転科している患者さんがそれぞれの診療科で手術を行った場合、様式1にある「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科として、主たる手術のみを集計します。
・輸血関連は除外します。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術および全ての加算は除外します。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日までの日数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 脊椎疾患や変形性関節症、骨折に対する手術が上位を占めています。
 椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のみならず、通常では脊椎固定術が必要な頚椎疾患や腰椎疾患に対しても内視鏡手術で対応しており低侵襲で術後の回復が早いのが特徴です。
 手術手技の工夫や改良に力を注いでおり人工膝関節全置換術後の良好な可動域獲得(膝屈曲角が平均137度)など優れた成績が得られています。人工股関節置換術は前方進入法で最小侵襲手術を行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 24 1.08 7.00 0.00 37.04
K867 子宮頸部(腟部)切除術 21 0.00 1.00 0.00 42.52
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 15 1.00 8.87 0.00 34.47
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 13 1.00 6.00 0.00 46.31
K907 胎児外回転術 12 0.00 1.00 0.00 29.25
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・同一手術において複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ集計したものです。
・複数の診療科に転科している患者さんがそれぞれの診療科で手術を行った場合、様式1にある「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科として、主たる手術のみを集計します。
・輸血関連は除外します。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術および全ての加算は除外します。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日までの日数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 卵巣腫瘍、子宮頚癌、既往帝王切開後や骨盤位による帝王切開術、子宮筋腫や子宮癌などに対する手術が上位を占めています。
 卵巣、子宮などの悪性疾患に関しては、日本婦人科腫瘍学会の治療ガイドラインを基に十分な話し合いを行った上で決定した治療方針に沿って、手術、化学療法を行っていきます。
 子宮筋腫などの良性疾患に関しては、子宮鏡や腹腔鏡を用いた内視鏡手術や腹部に傷を残さない膣式手術を積極的に取り入れ、負担の少ない低侵襲手術を基本としています。傷が少しでも小さくなるように努力しますが、最終的にきれいな傷となるようにも心懸けて皮膚縫合を行っております。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 33 0.00 1.76 0.00 74.94
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・同一手術において複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ集計したものです。
・複数の診療科に転科している患者さんがそれぞれの診療科で手術を行った場合、様式1にある「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科として、主たる手術のみを集計します。
・輸血関連は除外します。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術および全ての加算は除外します。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日までの日数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 白内障に対する水晶体再建術を主に行っています。今回の統計では一般病棟に入院した患者さんしか反映していませんが、実際には196件の白内障の手術を施行しています。
 平成24年8月から光干渉断層装置が導入され、加齢黄斑変性症の治療として抗血管内皮増殖因子薬の硝子体内注射にも取り組んでいます。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 11 1.73 7.00 0.00 30.55
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - -
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 - - - - -
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -
K347-3 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) - - - - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・同一手術において複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ集計したものです。
・複数の診療科に転科している患者さんがそれぞれの診療科で手術を行った場合、様式1にある「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科として、主たる手術のみを集計します。
・輸血関連は除外します。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術および全ての加算は除外します。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日までの日数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 慢性扁桃炎、副鼻腔炎、扁桃周囲膿瘍などに対する手術が上位を占めています。
 口蓋扁桃手術は、慢性扁桃炎や睡眠時無呼吸症候群等に対して口蓋扁桃を摘出します。
 内視鏡下鼻・副鼻腔手術は副鼻腔の自然口を大きく開大し、副鼻腔内の病的に肥厚した粘膜を切除する手術です。
 扁桃周囲膿瘍切開術は、口蓋扁桃炎から感染・炎症が波及し、扁桃周囲に膿瘍を形成した扁桃周囲膿瘍に対して行われる手術です。
 鼻腔粘膜焼灼術は、鼻腔粘膜を焼灼して止血する手術です。
 内視鏡下鼻中隔手術は、鼻中隔彎曲症、鼻中隔骨折、鼻中隔穿孔に対して行われる手術です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 28 1.68 8.21 0.00 78.89
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 12 1.50 8.58 0.00 74.83
K7812 経尿道的尿路結石除去術(その他のもの) - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K843 前立腺悪性腫瘍手術 - - - - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・同一手術において複数の手術手技を行った場合、主たるもののみ集計したものです。
・複数の診療科に転科している患者さんがそれぞれの診療科で手術を行った場合、様式1にある「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科として、主たる手術のみを集計します。
・輸血関連は除外します。
・創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術および全ての加算は除外します。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日までの日数となっています。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 膀胱癌、前立腺肥大症、腎・尿管結石、尿管狭窄、前立腺癌に対する手術が上位を占めています。
 膀胱悪性腫瘍手術は外尿道口より内視鏡を挿入し、ビデオカメラ下で膀胱腫瘍を切除します。術後は再発予防として抗癌剤による膀胱内灌流を施行する場合もあります。
 経尿道的尿路結石除去術は尿道より内視鏡を挿入して、結石を砕石して摘出する手術です。
 経尿道的前立腺手術は前立腺肥大症に対して行われ、尿道から専用内視鏡を挿入し前立腺の中身を切除します。
 膀胱結石,異物摘出術は内視鏡を尿道より挿入して、膀胱内の結石を砕石して除去します。
 経尿道的尿管ステント留置術は尿管狭窄に対し、経尿道的にバルーンで拡張したり、尿管内から切開したりして、カテーテルを留置する手術です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
【定義】
・平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間に退院し、一般病棟に1回以上入院した患者さんが集計対象です。(入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外です。)
・最も医療資源を投入した傷病名が播種性血管内凝固(DPC6桁130100)、敗血症(DPC6桁180010)その他の真菌症(DPC6桁180035)、手術・術後の合併症(DPC6桁180040)について、入院契機病名(DPC6桁レベル)の同一性の有無を区別して症例数を示したものです。
・10未満の数値の場合は、-(ハイフン)となっています。

【解説】
 播種性血管内凝固は、感染症などで出血傾向と臓器障害を起こす全身性の重症な状態です。
 敗血症は、感染症に対する生体反応のことで全身性炎症反応をきたす重症な状態です。
 真菌症は真菌による感染症です。
 手術・処置等の合併症は、手術や処置などに伴い一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが上げられます。合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るものですが、病院全体で合併症の減少に取り組んでいます。
更新履歴
2019/9/30
公開しました。