「悩んでいませんか?尿失禁」
「悩んでいませんか?尿失禁」 最近テレビ放映などが盛んに行われている過活動膀胱(OAB)は、自分の意思と関係なく膀胱が勝手に収縮し、頻尿や尿もれを引き起こす病気です。これは性別を問わずみられる病気ですが、主に女性に多くみられます。 しかし、トイレが近くなったり、おしっこが少しもれたりしても、それを病気のせいとは思わず、また痛みを伴う検査や恥ずかしい検査をされるのではないかと不安になり、病院を受診する人はごくわずかです。実は、同じような悩みをひとりで抱え込んでいる人が大勢いるのです。 当院での過活動膀胱の診察の流れですが、まず検尿を提出してもらい、その結果が出れば診察時にてお話を聞かせていただきます。その後、看護師が器械を使用して残尿の有無を測定します(この検査時の痛みは全くありません)。そして、尿検査が異常なく(尿糖・尿蛋白陰性および血膿尿が無い)なおかつ残尿が少なければ、希望にて投薬による治療を開始します。内服治療開始後は、早い人は3日間ほどで症状の改善が認められる方もいます。このように、明らかな原因疾患がなければ、痛い検査をされずに速やかに治療開始です。 どうぞ気軽に当科を受診してください。 なお、同様な症状を呈しながら明らかな原因疾患が認められる方もいますので、そのような方は原因疾患の治療が優先されます。